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お客様の声

episode 02 息子のおもいで

私たちは、突然の交通事故で最愛の息子を亡くしました。
中学校の入学式の2週間前のことでした。

葬儀担当の方に「遺影の写真を選んでください」と言われ、アルバムを見返し始めましたが、
息子の思い出があふれ、主人と二人で涙が止まらず、とても手を進めることができませんでした。

結局、1 枚を選ぶことができず、打ち合わせの場に、
生まれてから12 年分のアルバム十数冊を持ち込んでしまった私たち。
プレアの方は、それを責めるでも急かすでもなく、温かいお茶をすすめ、
思い出話に耳を傾けながら、ふさわしい1 枚を一緒に選んでくださりました。
また、「写真1 枚だけでなく、思い出をたくさん飾ってお見送りしましょう」と、
会場の入口に、思い出のコーナーも設けてくださいました。

結婚から7 年でようやく授かった待望の子どもでした。
生まれた時から体が小さく、よく熱を出し、夜中に病院にかけ込むこともしばしばでした。
口数が少なく、それでも毎年、父の日、母の日には、手紙と花をくれる優しい子でした。

全てのアルバム、へその緒、初めて描いた絵、100 点のテスト用紙、私たちにくれた手紙、ランドセル、、、

「大きめに」と設置してくれたコーナーが、たちまち思い出で一杯になりました。

最後の夜は、担当の方の計らいで、私たち夫婦と息子。
家族3人で川の字になって眠りました。

事故の前日、出来上がってきたばかりの制服に腕を通した息子は、
「記念撮影をしよう」とはしゃぐ私に、「入学式で撮るからいいよ」と照れて言いました。
入学式を迎えることはできませんでしたが、
棺いっぱいの桜のなかで制服を着た彼は、
誇らしげで、でもやっぱりどこか照れ臭そうな、私たちの息子でした。
その姿を見た夫が
「卒業おめでとう。入学おめでとう。
パパママのところに生まれて来てくれてありがとう。生まれ変わっても、また3 人で家族になろうな」
と声を絞り出し、あとはもう声になりませんでした。

この春、あれから4 度目となる桜を見ました。
共に息子を見送ってくれた同級生は、中学校を卒業しました。

悲しみは消えることはありませんが、それでも、私たち夫婦が再生するきっかけをくれたのは、
心のこもったあの葬儀にあったと確信しています。
天国で息子に再び会えるその日まで、私たちは支え合って生きていきます。
そして、息子の元に旅立つ際には、またプレアさんで、と決めています。

ほんとうにありがとうございました。

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